労る

こんにちは。もうひとりです。（詳細は前の記事を）先日、お客様より時計のお修理をお預かりました。時計を擬人化するのはおかしな話なのかもしれないけれども、動く（針が）からか？、カチカチと音が鳴るからか？いつも腕にあるからか？なんか妙な愛着がわく。そして、この時計を販売していた時も何度も見ていたからか、「よ！久しぶり」って変な挨拶がしたくなる。

私たちはとにかく古いモノも好きだ。でも時計の知識がない。でも古い時計が気になる。うーーーーってなっていた時に、ご縁を頂いたのがChroniksだ。彼は時計の中身のスペシャリストで、お修理も請け負っている。時計の中を初めて見せてもらった時はワクワクしてなんとも世界が広がったのを思い出す。それが、なんと３年も前のことだった。初めてINSIDE MY GLASS DOORSでイベントをした時。

この時計もその時のモノだ。店主がChroniksさんに、オーバーホールの事を聞いた。３年くらいだと、”状態にもよりますがちょっと確認したほうが良いかもですねーっ”て話をしていた。（毎回のようにChroniksさんがお医者さんに見える。擬人化が止まらない）これは、軽い健康診断くらいだそうだ。人間ドックほどではないらしい。

何事もそうだけれども、早めに見ておけば修理もしやすいし金銭面でも軽く済む。12月になるとキッチンの換気扇を見てため息をついている。毎年のことだけど日頃からやっておけば…..と。

そう、身体も同じでゆっくり休む事。運動する事。食べ物にも気をつけたり….プラス日頃からのメンテンスが必要になる。それは年を重ねるごとに必要さが増してくる。うん？私たちより遥かに年を重ねている時計なんだからそれはそれは労ることが必要だわな。今日は12月の始まりです。

Chroniks / TRADITION (Sears) / Stellaris Chronograph Ref.7723