去年の春頃に尾角典子さんとKota Gushikenくんの展覧会を見に京都にお邪魔した。作りかけの部屋に途中なのか、または完成されているのを解いているのか、はたまたその両方なのか、それがぐるぐるつながっている様なインスタレーションだった。もちろん静止しているのにニットから糸が解けてその文字が動いている様を想像して頭の中で止まらなくなったのを覚えている。そして尾角典子さんとのカーディガンを作ったと見せてもらった時もニットと文字が繋がってまた解けてまた繋がってとグルグルと繰り返されているかの様に『ゐゑす』と書かれた文字。身幅は広く夏はまとわりつかず半袖やタンクトップの上に。これからの時期はスウェットなどの上でも着れる。中に着る色や質感によっては『ゐゑす』が浮かび上がるから色々自分のお気に入りを探してください。幾度と書いているけれど、アートというのはそれに触れた時の喜びだったり刺激だったり挑戦だったり、少なくとも人間に何かを与えている。 それだけを取ればアートもファッションも同じだと思う時がある。そんなのを身に纏えるなんて凄い。そしてこれを纏える人が心の底から羨ましい。
<サイズ>
2(BLUE) : 身幅 65cm / 裄丈82cm / 着丈 62cm
1(BEIGE*BLUE): 身幅 53cm / 裄丈70cm / 着丈 44cm
<モデル>
171cm/サイズ2を着用。
<素材>
COTTON100%