UNIVERSAL GENEVE / White Shadow Ref.867101
ポールルーターと並びユニバーサルジュネーブが発表した傑作薄型自動巻きモデルとして知られるホワイトシャドウ。巨匠ジェラルド・ジェンタが手掛けたデザインとして特に名高いCラインケースを採用したモデルをはじめ様々なデザインが存在していますが、こちらは中でもミニマルを突き詰めたといえるシンプルなラウンドケースモデルです。一見すれば何の変哲もないデザインに見えますが微妙に段差をつけたベゼルやサイドから見るとベゼルの傾斜から延長するように伸びるラグ、ポリッシュとサテンを絶妙に組み合わせてメリハリを持たせる仕上げなど細部に目を凝らすと至る所に凡庸とならない拘りが見て取れます。また、ホワイトシャドウといえばプリントのローマンインデックスがアイコニックなデザインですがこちらはバーインデックスタイプ。この薄さながら立体感のあるアプライドインデックスとなっており視認性が良く高級感もある端正なデザインです。搭載するマイクロローター式のCal.2-67はカレンダー付きの自動巻きムーブメントでありながら厚さは脅威の2.9mmで風防含めたケース全体の厚みもわずか8.2mmしかありません。しかもスナップバックよりも厚みが出やすいスクリューバックでこの厚さを実現しているのですから本当に驚くばかりです。この薄さと軽さのおかげで実現できる腕馴染みの良さもこの時計の魅力のひとつでしょう。ケース径も34mmと小振りのため性別問わず着用いただけるかと思います。使用においては巻き上げは手巻きも併用できカレンダーは23時から24時を往復することで早送りができるため実用性も十分です。
UNIVERSAL GENEVE
1894年、ヌーマ・エミーユ・デコーム(Numa Emile Descombes)とユリス・ジョルジュ・ペレ(Ulysse Georges Perret)の二人がスイスのル・ロックルに設立したデコーム&ペレ社が始まり。当時から複雑時計の開発を得意とし創業から間もない1898年には早くも30分積算計を備えたクロノグラフ懐中時計「ユニバーサル・ウォッチ・エクストラ」を発表し、1917年にはクロノグラフ腕時計の開発に成功する。翌1918年に本社をル・ロックルからジュネーヴに移転するとその後も順調に業績を伸ばし、1936年には同社を代表するクロノグラフの名作であり世界初の12時間積算系付きクロノグラフである「コンパックス」を発表。「エアロコンパックス」「トリコンパックス」などの一連のコンパックスシリーズを発表し名門クロノグラフメーカーとしての地位を確かなものとする。もうひとつの代表的な機構として1955年に特許を取得した「マイクロローター」があり、同年に開発されたCal.215はこのマイクロローターにより自動巻きキャリバーでありながら厚さわずか4.1mmという驚異的な薄さを実現。Cal.215を搭載した自動巻きモデルである「ポールルーター」はケース厚わずか8mmという超薄型自動巻き腕時計であった。この「ポールルーター」や「ホワイトシャドウ」といった薄型自動巻きモデルは巨匠ジェラルド・ジェンタによりデザインされ同社を代表するモデルとなった。
1970’s UNIVERSAL GENEVE / White Shadow Ref.867101 ¥176,000
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