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思考の外側 #02 “Budori Gusuko”

まず、自分達だけで考えるのをやめました。語り部となる人にバトンを渡し考えてもらう。そして次のバトンはデザイナーへ。その思考を頭の中で解釈し、生地を選んでもらいデザインを考える。最後のバトンは縫製士へ。そしてお店に戻ってきた洋服(思考)は私たちの解釈で皆さんにご提案します。それぞれの思考を他人に預ける事によって思い掛けない何かが生まれるのではないか。そんな思いから始まり今回で2回目になるプロジェクトです。

『思考の外側』

語り部という人 鎌田裕樹 (有機農家・文筆業)
洋服をデザインする人 un/unbient 中村和教
洋服を作る人 咲季
洋服を売る人 INSIDE MY GLASS DOORS

そして…その服を買う人。それぞれの思考を一旦誰かに委ねてみる事にしました。

前回は当店と同じ丼池筋にて本屋さんを営まれている磯上さんに語り部をお願いしました。その磯上さんから繋いで頂いたのが、鎌田さんでした。鎌田さんは文筆業と農業をされています。その鎌田さんに語り部を依頼しました。

鎌田さんに尊敬している人物や好きな人、漫画のキャラクターでも何でも良いので今回作るまだ見ぬシャツを着て欲しい人物を教えて欲しいと伝えました。そして返ってきた答えが宮沢賢治「グスコーブドリの伝記」のグスコーブドリでした。そして、グスコーブドリをun/unbientのデザイナー中村さんに伝えました。

そこからデザインを起こし、中村さん思うイメージをフリーで活動されている縫製士の咲季さんに伝えてもらい、仕立てていただきました。その様な経験を辿り、今回のシャツが完成しました。販売する私たちはその思考を自分たちなりに解釈し皆さんお伝えしようと思います。皆さんには色々な情報を一度クリアにして、一旦私たちに委ねて欲しいと思っています。

このシャツを所有した人たちはそれぞれの思いで自由に服を着る。それが本来の洋服の楽しみ方なのかもしれません。という事で、このプロジェクトは続きます。

お披露目は5/3(水)からとなります。ご来店、お待ちしております。

photo by @Tuning_Books

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