INSIDE MY GLASS DOORS
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始まりは

”がらーん”とした道路。シーンとした商店街。足音が聞こえる駅。人が居ないといえば嘘だけどいない。弊店がある丼池(どぶいけ)という通りにはお店が数件並んでいる。皆初めての事で迷いながらも試行錯誤して営業していた。近くにできたばかりの本屋さんがあって、私はその心地良さが大好きで幾度と通っていた。道で会うと『どうですか?』と声を掛け合うけど、少しネガティブな会話で、それを打ち消すように最後は『頑張りましょうね!』って〆ていた。決まりかけていた事がキャンセルになったり進めていた事がストップしたり…..そんな2020年『何か新しい事を初めよう!』と磯上さんに相談したのがこのプロジェクトのきっかけだった。このサイトが出来る前のことだから、記録が残っていない。初めてこのプロジェクトを知る方も多いと思ったので記す事にしました。このプロジェクトの詳細は先日の記事を読んでください。人の思考というのは面白い。その考えを聞いて感じる事が人それぞれで、そっから発する言葉も各々違う。そこから広がって行き交うのも面白い。お店にずらりとシャツを並べて、お客様が来て、服を囲んで話が始まる。今日はその1日目だった。

宮沢賢治は読んだことがありますか?って話をする。(服を見にきてくださっているのだけども….)教科書で…読んだような….そんな会話から始まる。音楽の話になったり、働き方改革の話をしたり、九条ネギの話になったり、宇宙の話をしたり、豚マヨネギ丼の話をしたり、でインディゴ染の話をして、このポケットがこうなっている!なんて驚いて、また宮沢賢治の話をした。

明日も1Fは思考の外側が並びます。鎌田さんの文章やデザイナーの想いが書かれた冊子もお配りしています。明日もここでお待ちしております。

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