CROTON…

1878年にアメリカで創業したCROTON、その歴史はスイスの時計メーカーであるNIVADA(ニバダ)無しでは語れない。NIVADAは1879年にスイス・グレンヘンにて創業したメーカーで、CROTONはアメリカでの販売代理店を担っていた。しかし、アメリカ国内においてMOVADOと名称が酷似しているという理由からNIVADA銘での販売が禁止され、『Croton Nivada』『Croton Nivada Grenchen』『Croton』といった名称で販売することとなる。その後、NIVADAの買収を機にヨーロッパへと販売網を広げていった。

クロトンの人気モデル『アキュレーター』です。裏蓋に精度を調整するためのネジがついており、これを回すと連動してムーブメントの緩急針が動き中身を取り出すことなく精度の調整ができるという非常に特殊なモデルです。実用的な機能ではありますが実際にはやはり専用の機材が無ければ正確な精度調整は難しいため、あくまでデザイン・ディテールとしてお考え下さい。デザインバリエーションが豊富なアキュレーターですがこの個体もブラックベースにホワイトのミニッツサークル、かなり厚く盛られた夜光アラビアインデックスは秀逸な仕上がり。12・3・6・9は〇△□といった形状になっており、小ぶりなサイズ感も相まって愛嬌のあるデザインです。ムーブメントは様々なメーカーで採用されたア・シールド社のCal.1187を搭載し、耐震装置も備えた信頼性の高さが魅力です。

1950’s CROTON ACURATOR ¥181,500-(tax in)

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