Kota Gushikenのコレクションは彼が体験したことがテーマになる。このお猿さんは、彼が新潟に出張し、入った居酒屋さんの壁に美しい猿の絵のラベルのビールのポスターが貼ってあった。それが新潟の酒蔵の八海山が出しているビールだったと知り、翌日に卸先さんにその事を話したら担当の方を知っているとなり(そんな事ある?!って思うけど彼らしい……)で八海山の方とそのお猿さんを描いたアーティストの方と繋がり、コラボが実現した。それがこのニットカーディガン。ふと思ったのだけど(今回のシーズンテーマが自己紹介ってのもあって)今までのコレクションはそうやって彼の体験や考えた事という物質ではないものがニットという物質に変わり、私たちの手元にある。言い換えればニットを通して彼の体験や考えを知ることになる。なっている。猿倉山という場所、そこで酒造しているビール、アーティストの今井龍満さんという方。知らなかった世界を知り広くなる。彼の温かさだったり驚きなども知る。今、目の前にある読みかけのエッセイと一緒だと思った。ずっと彼のエッセイみたいなのものを読んでいる感じで、本と違うのはそこに着る人のエピソードが乗っかる事だなと。そんな物質は他にはあるのだろうか?とぼんやり考えてる。(今回のシーズンテーマが自己紹介ってのもあって)では、ニットの話。前はシンプルにゆったりしたシルエット。後ろはお猿さんの絵が美しくかっこよく描かれている。毛足の長い糸が使われているのもカジュアルすぎず、でも上品すぎないのも良くて、ヤンチャな感じで着たい。。ビール瓶持って歩く感じが似合うと思うのだけどどうだろう?
<サイズ>
2 : 身幅61cm / 肩幅58cm 袖丈66cm / 着丈72cm
<モデル>
172cm / サイズ2
<素材>
KID MOHAIR 61%
NYLON 30%
WOOL 9%