2024.10.6
今日は少し暑そうだけど、必ず着ると決めていたオマールのスウェットを着る事にした。色がとにかく好き。ヴィンテージらしいけど、ヴィンテージとはまた異なる雰囲気のフェード。着心地も昔のものと酷似している。着て体に馴染ませる感じ。でも生地がゴツくないから着込みやすい。だからちょうど良い。パンツはヴィンテージのブラッシュカモのパンツを選ぶ。生地は薄いけどベンタイルなので真夏はきつかった。これからがちょうど良さそうだ。靴はチロリアン、良い色になってきた。3年くらいは履いているかな。
昨日と変わり、静かな感じ。8月と9月はすごく忙しかったから、ちょっと休憩なのかもしれない。事務作業やウェブの文章を書いたり、事務作業をする。ブラックバードのイベントの事も考える。お昼ご飯を食べる。今日はきみえがお弁当を作った。特大におにぎりだ。中にはしゃけが入っていて美味かった。
外で一服していると、遠くから見覚えのある人が歩いてくる。中学生からの友人だった。花を買いに行っていたらしい。久しぶりに会ったので店内で話をする。ちょうど11月にキャンプへ行こうと言っていたので、その事をきみえと三人で話す。そうしていると前職のお店から通ってくれているMさんが来店。少し前の来てくれた。前回はseyaのシャツとwritten byの花柄パンツを買ってくれている。今日は好きなPROJECTbyH.を見に来てくれたようだ。僕と同じデニム好きなので、EROSをずっと見ている。取り扱い始めたばかりの時、近いデザインのデニムを穿いてもらっているが、EROSをマジマジ見て、『縫製、凄く綺麗になりましたね!』と言われる。言われてみると確かにそうかもしれないと思った。前に指摘していた部分がダブルステッチになっていたり、完成度が上がっている。縫製している人の技術も日々向上している事が感じられた。こういうのって僕らよりもお客さんの方がちゃんと見ている。そうやってより良くなって喜んでもらえるブランドをお店で販売できることは幸せな事だなと思った。だから扱っている洋服は全て大切に伝えたい。そう再確認できた。
夕方になるとUくんが来店する、彼はアパレルだが今日は休みで会社の飲み会があり出てきたそうだ。気になるものを試着しにきてくれた。地下に降りて、オマールのブルゾンとクラスのコート、リアのジャケット、一階にあったPROJECTbyH.のORDAINE、クルーキットのダッフルをピックする。それぞれ試着するとため息。どれも良いなと。最後にクルーキットを羽織る。軽い、と言う。確かに見た目と持った時の重さはあるけど、羽織ると半分以下じゃなかいと思うくらい軽い。『これ着ちゃうとな〜、今年のボーナス投入します!』とお取置きしてくれた。彼は好みが同じなのか僕が欲しいものを上手い事選んでいく傾向がある。着たい気持ちはあるけど、とても上手に大事に着てくれるので彼になら、といつも思う。そして最近の若い人たちの流行はなんなのかとか色々話を聞く。ここ丼池は年齢層が高めの人が多いので、若い人たちがどんな格好をしているのか分かりづらい。だからこうやってお客さんから教えてもらう事が多い。きっと自分ではやる事はないけど頭の中にインプットする。じゃあそろそろ、と飲み会へ向かった。
外が暗くなってきた頃Hさんが来店。入ってきてすぐクルーキットのダッフルを見て『おー、格好良い!あとで試着して良いですか?』と言う。見ていない商品を一通り見てもらう。マフラーが気になったようだ。前に凄く短いマフラーをちょこんと巻いている海外の写真を見て、このニュアンス良いなと思って色々探した。でもその短さは本当になかった。だからひょんな事から繋がったオランダの作家さんへ依頼し、作ってもらったものだった。『その案、賛成です。』とお墨付きをもらった。手織りだからそれぞれ少し雰囲気が違う。好みのものを選んでもらった。すぐに反応してもらえるのは嬉しい。そしてダッフルを試着する。軽さにびっくりする。サイズも今までで1番良いと言われていた。本当はネイビーも見たかったそうだが、僕は少しだけ存在していた黒というストーリーに惹かれたから黒にした事を伝えると、なるほどと納得してくれた。ダッフルはお取り置きになった。