2024.12.11
今日は東京出張の日。written byの秋冬とそのみつの新しい店舗に気になっている革をきみえと2人で見に行く予定だ。来週はseyaの展示会。12月はお店は暇になるけど休みが取れなくて毎年どっと疲れが押し寄せる。サウナに行くしかない。
9時前の新幹線に乗る。いつもよりはだいぶ遅い。家で淹れてきたコーヒーと駅構内のパン屋さんで買ったパンを朝食にする。最近出来たパン屋さんだが結構美味しい。朝7時から空いているのもありがたい。いつも通りいつの間にか眠っていた。そしていつも通り三河安城のアナウンス辺りで首が痛くて目が覚める。電車での眠り方を誰か教えて欲しい。そして品川について降りる。いつもの様に喫煙所に向かうが入るのに並んでいる。タバコは吸うのに煙は苦手なので諦めてトイレへ行く。出てくるときみえが待っていて、喫煙所開いてるよと教えてくれる。諦めたのを見られていたらしい。鮨詰め状態だった喫煙所がガラガラになっていたので吸いにいく。そして原宿へ向かう。アポイントは14時だったので、前から気になっていたフォーのお店で昼食にする。あまりお腹が空いていなかったので、Sサイズを2人とも注文する。スープも美味しくて飲み干した。胃にドーンとこないから良いなと思った。食べ終わりまだ時間があったので、珈琲屋を探しにいく。コーヒーとスコーンをテイクアウトしてゆっくりする。こんなゆっくりな出張はあまり無いので、人や町の雰囲気など改めて感じることができる。東京は何度も来ているけど、まだまだ知らない場所なのかもしれないと思う。ちょうど良い時間になったので、written byの会場へ向かう。
会場についてインターホンを鳴らす。デザイナーの山縣さんが応対してくれる。挨拶をし開けてもらう。しかし開かない。自動ドアが開かない。何度も足踏みしたが開かない。さて、どうしようかと思っていると後ろからスタッフの方が登場。事情を話し開けてもらい入ることができた。
今回は25AWとインスタレーションで空間作りをしている。先客がおられたので荷物を置いて軽く洋服を見る。パッと見てもどれもかわいい。そして山縣さんに展示の説明を受ける。入り口の文章を読んで一つ一つ展示を見る。その時何か嗅ぎ慣れた心地よい香りがフワッとした。もしかしてと思い、きみえにPeople careの香りせーへん??と聞くとえっ?ほんまに?と言う。きみえは毎日キャンドルの香りの中にいるので、鼻が慣れてしまったらしい。山縣さんに聞くと入り口でキャンドルを焚いてくれていた。展示で使ってもらえるなんてすごく嬉しかった。展示もすごく面白かった。複雑だけど、スッと通っている芯みたいなのが心地よく感じる。洋服もこれはTくん好きそうだなとか、Hくんぽいねーとか頭に浮かんでくる。届くのが楽しみだ。来年のイベントの話もする。話していると僕もきみえも、山縣さんも色々なアイデアが出てくる。前へ進んでちょっと下がって、前へ進む。その感じが楽しく感じる。
written byが終わり根津駅の方へ向かう。そのみつが移転してから、行けていなかったので顔を出しに行く。根津の町を初めて歩く。美味しそうなご飯屋さんがいっぱいある。どこに入っても良さそうなくらい。お店の近所にもこんな場所があったらなぁと思う。到着する。前よりもかなり天井が高く、広い。カフェもある。引越しが急に決まり、あまりお金をかけずにと思っていたらしいが、やっていくうちにどんどんやりたい事が増えていったそう。良いものを生み出す人はそうなるよなぁと心の中で思う。そのみつらしい良い空間が出来上がっていた。久しぶりに園田さんたちに会う。気になっていた革を見せてもらう。触った瞬間にわかる良い革だ。定番化するのか尋ねると、ロットが多く難しいとの事。どうにかできないか色々模索したらしいけど、その革を作る人たちはサンプルの革でも全く手を抜かず、本気でやっている事が伝わってきたらしい。そういう人たちに中途半端なことはできないから、いつかそこのタンナーとは取引したいと言われていた。作るものでその人を信頼できるというか伝わってくる。そんな風に考える園田さんやそんな物作りをするタンナーの人たちとこれからも仕事が出来るように頑張らないと、と思う。とりあえずこの革は限定になる。そろそろボタンシューズを作りたいんです。と伝える。どの色にするか検討することにする。そしてハンバーグとパンとビールをいただく。美味しい。そして園田さんに近くのお魚が美味しい焼き鳥屋さんに連れていってもらう。雰囲気含めてめちゃくちゃ好みなお店だった。園田さんに連れていってもらう所はどこも美味しい。刺身やボラの白子などをいただく。ビールをまず飲んでそれから熱燗に進む。いつも園田さんの話はとても勉強になる。今回も胸に刻み込む。そう言えば園田さんと初めて会った時の園田さんの年齢を僕は超えましたね。と言うとびっくりしていた。僕にはその頃はすごく高い所にいる人に見えた。僕も園田さんみたいになれているのだろうか?ずっと未熟だし、未熟ながら成長しないといけないなと思った。最後きみえは園田さんオススメのお茶漬けを頼む。少し残ったお刺身を入れると美味しいらしい。やってみると顔が綻んでいた。ちょっと貰う。うん、沁みる。