穿いた瞬間に、コレ!(欲しい!)と思わせてくれました。ドレープが美しいウールとポリエステルのトロトロな生地、大きなハトメにウルトラスエードのグレーの紐。丁度良い太さ。そして何だかめでたい気分になれる赤、赤と言っても真っ赤ではなく少しくすんだ朱色に近い色。それらのバランスが絶妙過ぎるのです。ジャージーパンツの様に楽な穿き心地なのにラグジュアリーな雰囲気もあって。洋服は楽しいという事をいつもCLASSは教えてくれているような気がします。
PROJECTbyH.の洋服を見る度に作る事も楽しんでいる事が伝わってくる。新作のシャツはいくつもの大胆なカーブで形成されたパターンが面白い。全く頭の中では想像が出来ない程複雑で、形になっている事が不思議に思えてくる。生地は肌に触れるとヒヤッとして滑らか、高密度に織られたコットンポプリン。染めには彼らが普段飲んでいるお茶の出涸らしを使っている。少しオレンジがかった生成り色。色の薄い部分や濃い部分があり、狙っては出来ないムラが美しい。
コットンでもなく、リネンでもなく、シルクが使われているのが面白いコモリのワークコート。コモリの代表的な素材であるシルクネップはシルク特有の光沢はなく荒々しい。一見シルクとは思えない生地だ。着心地も軽く、風通しも良く涼しい。ネップは着ていく内に取れていきシルク自体の柔らかさが増していく。長年着るとどんな風に変化するのか、きっと古い時代のイギリスやフランスのワークコートの様な趣になるのではないでしょうか。
どこにもないゼロに向かって飛んでいく感じが22年SSのテーマ。このジャケットの名はZERO JACKET。一枚仕立ての仕様で見返しなく、程良く張りのある軽やかなジャケット。もはやジャケットと呼ぶべきか悩むほど軽い。横のスリットが深くパンツのポケットに手を入れた時に出来るシワがさり気ないく凛とした雰囲気がある。色目はseya.らしく、まるで香りを調合した様な色目で淡いのに力強い。そして深い。しかも他とのバランスがとりやすい。あなたらしい洋服にプラスするとまた違う自分が現れるのではないでしょうか?1にではなく0にというphilosophyが心の風通しを良くしてくれて何かスッと剥がれ軽やかになった気分にしてくれる、それがZERO JACKET。
初めてseya.の洋服を見た時から瀬谷さんの作るパンツがとても好きで、穿きやすくて、大切にしているけど頻繁に穿いてしまう。ゆとりがあるけどスッキリ見えて品のあるパンツだ。ちょっと土臭い洋服(良い意味で)でも合うし、キレイにまとめても合う。革靴とだって相性が良い。ZERO JACKETやCORTと同素材のPANTS。同じく軽やかでパリッとした感触が気持ちの良いパンツで真夏も快適に使えそう。イージー仕様で腰回りは程良くフィット感があり、真っ直ぐなシルエット。ジャケットとセットアップも決まり過ぎないバランスが本当に丁度良くて、食事の時にも様になるし日常にも使い易いのではないでしょうか。
アランニットの柄をゆる〜くあんだレース柄のニット。ガシッガシッとした印象のアランニットとは真逆でダルっとゆる〜い雰囲気はKota Gushikenだからこそという感じがする。セットアップでショーツも存在する。その2つを見た時になんとも優雅でラグジュアリーな感じがした。ゴールドのアクセサリーをして少し背伸びをしたサンダルを履いて、日差しを浴びるバケーションのような日常。そんな映画の中のような世界をしてみたいと。或いは、ネックが伸びきった古着のタンクトップ なんかと合わせてもまた違った印象で面白いんじゃないか?と撮影しながらまた想像していた。”大人”だからこそ遊んで洋服を楽しむ術をもう1度教えてくれている気がする。
アランニットの柄をゆる〜くあんだレース柄のニット。ガシッガシッとした印象のアランニットとは真逆でダルっとゆる〜い雰囲気はKota Gushikenだからこそという感じがする。セットアップでカーディガンも存在する。その2つを見た時になんとも優雅でラグジュアリーな感じがした。ゴールドのアクセサリーをして少し背伸びをしたサンダルを履いて、日差しを浴びるバケーションのような日常。そんな映画の中のような世界をしてみたいと。或いは、スリッポンを合わせてレザーのバッグを持ったりしてもゆるーい感じと真逆な印象の物を合わせても面白いのでは…と撮影しながら想像した。”大人”だからこそ遊んで洋服を楽しむ術をもう1度教えてくれている気がする。
アインシュタインが描かれた背景は、デザイナーの具志堅くんがChristoper Nolanの映画を見てその映画をより深く知りたいと本を読み色々リサーチしていくとアインシュタインの名前が度々登場し、彼の偉大さを強く感じたそうです。具志堅くんは、”Christoper Nolanもアインシュタインも言葉は悪いですがばかばかしい程にまじめに本気で映画作りや研究に没頭していた方だと思いその態度に最大のリスペクトと愛を込めてニットTを作りました。”と。で、で、私たちも本気でこのニットTをカッコよく合わせてきどってみませんか?前にモナリザのニットを購入くださったお客様が、このニットを着て街を歩いていると、知ってる人はもちろん知らない人にも声をかけられる。可愛い犬の散歩をしている時に『可愛いですね』って声をかけられるあの感覚に似ている。と言っていた。そんな飼い主的な気分になれるニットで、最高に愛おしくなるニットです。糸は本来使われないコットンの産毛部分を再生繊維として生まれ変わったキュプラコットン。土に還る素材で肌触りが気持ち良い生地です。
料理が運ばれてきた時に、お皿の上に綺麗に盛り付けられた料理を見て、高揚した事はないでしょうか?ワインのボトルを見てエチケットに心躍らされたりした事はないでしょうか?ガラスに注がれた液体の色目の美しさにうっとりしたり……さぁ!その後口に入れた時……..そこからも、重要なはずです。洋服も同じだと思っている。このCotton Fur Jumperは、色と色が大胆に切り替えられているが決してシャープ過ぎず、優しい。それは色の切り替わる箇所が滑らかで馴染んでいるからだと思う。そして着る側への余白がある。芝生のようにフワフワした糸はよく見ると単色ではない。ボコボコとした立体感は糸の特色と色と色の絡みでテクシュチャーが生まれている。じっくりみると単純ではない。実際手に取り、鏡で合わせた時の高鳴りの次は着心地も最大限に重要だと思っている。最終的に口に入れる行為とそれは同じで、肌触りやディテールなど、着ていて不愉快になっては残念。その2つの要素が完璧に表現されているのがKota Gushikenのニット。そんな料理なら口に入れた後の余韻を楽しむ事が出来き幸福感が得れるのではないでしょうか?
ジャージーパンツの様ような穿き易さとトラウザーズの綺麗さ、どちらもあったら嬉しい。でも探すと中々見つからない。堅牢でもなく繊細でもない。アンはそんな丁度良い洋服を作るのがいつも良いなと思う。そしてやっと暖かくなってきたから軽やかなパンツが穿きたい気分になって。ウールリネンポプリン、とても心地の良い素材だ。スニーカーでも革靴でも、シャツでもTシャツでも。気兼ねなく使えて、より良く見えるパンツ。ついつい穿いてしまいそうだ。
動いていると暑くなるし、じっとしていると体が冷えてくる。気温の変化が激しい春は脱いだり着たりする回数が増えるから軽くてパッと羽織れて、小さく畳める洋服があると便利だ。それはアウトドアウェアが1番近いかもしれないが、天然素材に拘る山内が提案するのはストレッチコットンに超塩縮加工と撥水加工を施した素材。それはまるで化繊と間違えてしまう位シャカシャカっとしていて塩縮とは思えない表面の滑らかさに驚いた。そしてミニマムなデザインと丁寧な作りも良い。山内のシャカシャカは品があって都会的だ。
定期的に気分が回ってくるのか、長らく着ていなかったけど最近よくベストを着るようになった。ちょっと物足りない時に付け加えて、色々な洋服との組み合わせを試してみたり。それも楽しい。リネンとラミーのヘリンボーン素材で、インクとお茶で染められている。ほんのりの茶味がかった良い色。そして麻とは思えない程ニットみたいに柔らかく素肌に着たいくらい気持ちが良い。これから入ってくるCOMOLIやun/unbient、Kota GushikenのノースリーヴやOmar Afridiのタンクトップを中に着て夏を過ごすのも良さそう。