Andy Warholというアメリカを代表する芸術家がいます。Andy Warhol’s Small Worldというドローイングをまとめた作品集があり、その表紙に丸まり座る子供が描かれている。なんとも力が抜けた印象のその子が黄みがかった茶色のシャツを着ている。(若草色のパンツと合わせて)少し袖丈が長めなそのシルエットとは同じものでも無いのにこのOmar Afridiのシャツを見ると記憶が過ぎる。商品とは関係の無いのですがもう少し話と、この作品集ではポップな印象の彼の作品とは違い、とても繊細に表情が描かれていて思っていたイメージでは無いアンディ ウォーホルを見ることが出来る。Omar Afridiのシャツの話に戻る。生地の配合からかしっとりとしていて、張りが落ち着いた後がより心地よく楽しそうだと着込んだ後が想像できる。少し横に開いた襟ぐりがクラシックでもあり力のぬけ感を感じる。大胆なシルエットですが、実際は繊細な作りが施されています。着込めば馴染み意外な繊細な一面を垣間見ることができるのですが、それはこれを着続けた人だけが味わえる特権かもしれません。ショーツに合わせましたが(Andy Warholの表紙の影響からか)ヴィンテージのワークパンツや、クラシカルな柄のスラックスでもご自身のスタイルに合わせてみてください。
超長綿を3本の糸を合わせて撚って太くし、度詰をした天竺。一般的な天竺は固く、柔らかくなるまで沢山着込む必要があるが細い糸を使う事で厚みがありながらも柔らかくなる。そして表面の毛羽を取り柔軟加工をしているので、とても肌触りが良い。実際に着てみるとシルエットは程良くゆとりがあり、
コットンブロード素材。ハリがあって滑らか。少し肩が落ちるリラックスしたシルエットだが、スッキリ見える。
サイドのガゼットは普通のシャツに比べて上目の位置に配している。それはズボンのポケットに手を入れた時
シャツに干渉しにくい特性を持つデザインだ。
必要な道具が必要な時に見つからない。そんな事が多々ある。薪を切る際に必要なナタやナイフ。テントを設置する際に使うハンマー。ヘッドライトや火吹き棒。ライターなど。鞄を持てるシチュエーションなら良いが動き回る時には出来れば手ぶらが良い。必要な道具どこに直したかわからなくなりいつも余計な時間を使っていた。解決する唯一の策、それは鞄の様なベストだった。CLASSのこのベストを見た時、キャンプでの出来事を思い返していた。勿論このベストはキャンプには不向きだ。火には弱い。しかし普段使いではどうだろうか。鞄を持ちたく無い人には良いかもしれない。小さなお子さんがいる方にも良いかもしれない。散歩に行く時にも手ぶらで出掛けられて少し買い物をして荷物が増えても大丈夫。車を運転する時も良さそうだ。何かに特化した利便性を持つ物は普段に置き換えても便利なのだ。素材にはウルトラスエードを使っている。ウルトラスエードとは東レが開発した化繊で作られた生地。スエードのようなしなやかさと肌触りがあって高い透湿性と常に快適な温度を保つ特性を持つハイスペックな素材。デザインはまるで『ちゃんちゃんこ』のようで軽く羽織れてコーディネートのアクセントになる。黄色のiPadがすっぽり入るポケットや白いメガネポケットも効いている。今からならニットやジャケットの上から着れる。暑くなったらTシャツの上に。汗をかいてもちゃんと吸って乾きも早いので快適だ。見て、触って、着て、人に話して、誰かに伝えて、分かち合って楽しい。今期のコレクションテーマにも凄く合っているモデルだと感じた。