私たちは古いものが結構好きだ。使い込まれた美みたいなモノと同時にその時代だからこそ生まれたデザインに魅力を感じたりもする。洋服はもちろん時計にも興味があり、数年前からクロニクスとイベントを行っている。初めてお披露目した時に色々な発見があった。20代のお客さまが言った、”時計って音がするんですね?”は衝撃だった。そして、ムーブメントの中を見たときにその中の一つ一つが組み合わさって出来ている時計は全て人の手で作られていた。そんな歴史を知り、洋服やあらゆる物は多くの人が関わっている事を知ってもらえるきっかけとなった。今回は毎月1つ新作が届く。それが、4回目となった。少し揃ってきたので1階に並べました。歴史を知るのは本当に面白いです。そして、生まれる前に作られた時計から時を知るってなんだか良いなと思います。
フランスの高速鉄道TGVを手掛けたことでも知られるインダストリアルデザイナーRoger Tallon(ロジェ・タロン)を起用し1974年に発表されたMach2000シリーズ。人間工学に基づいて設計されたというこのシリーズはアシンメトリーなケースに赤・青・黄などのポップなカラーリング、特徴的なボール型のリューズなど従来の時計デザインとは一線を画す非常に斬新なものでした。今では一般的となったデザインウォッチの先駆けともいえるLipを代表する名作です。こちらは1974年に発表されたファーストコレクションの中のひとつであるオートマチックムーブメントを搭載したレクタンギュラーモデルです。ややマットな質感のシルバーメッキケースは一切の装飾性を削ぎ落した極めてシンプルな仕様、グレーベースのダイアルは効果的に配されたオレンジカラーによりデザインのアクセントとなるだけでなく視認性も高めています。当時のオリジナルラバーベルトは先端まで幅が変わらないストレート仕様で、潔い直線で構成されたレクタンギュラーケースとの相性も抜群です。搭載するムーブメントはドイツのムーブメントメーカーであるDUROWEのCal.7525/2、日付の早送り機能やクイックチェンジ機能を備えた実用性の高いムーブメントです。
帽子には色んな生地や色、形が沢山ある。今日はどれにしようと選ぶ面白さがあって、それはまるで靴下を選んでいる時の感覚に似ているような気がする。
じめっとした日が続く、そんな身体がだるい朝にカーテンにシュッとYINDIGO AMのPLATINUM AIR FRESHENERを。フワッと香りが広がる。思いっきり鼻で空気を吸い込んで脳を起こす。覚醒した脳と同時にじめっとした嫌な臭いの事は忘れている。
雨が続くと湿気でベタベタする。しかも気温は余計に高く感じて辛い。着る洋服はどんどん薄着になっていく。Tシャツや薄手のシャツ位しか着れる物がなくて、やっぱり冬に比べると少し淋しい気分だ。だったらアクセサリーで楽しむのはどうだろうか。指輪やバングルや時計。腕周りが賑やかになる。そして首元にも。renomaのTahaaはクロコダイルと型押しのカーフ。さりげないけどちゃんと存在感もある。やり過ぎない感じが気に入った。アクセサリーの洋服以上に組み合わせを楽しめそうだ。丸、三角、四角。すでに四角だけとなりましたが、是非ご覧下さい。
これから雨の日が増えてくる。湿度が高くなり少し過ごしにくい。出来れば傘を刺さずに済めば良いけど洋服や鞄が濡れてしまう方が困るのでやっぱり傘を刺す。革の鞄は濡れてしまうとシミになったりしっかり乾かさないとカビの原因になるので控える事が多い。布帛の鞄も良いけど、濡れると重たくなるし汚れる。だから梅雨の時期にはLE TINGSの鞄がちょうど良い。リサイクルされたPVCで包まれた米袋の鞄は濡れても大丈夫。汚れてもわかりにくいし、濡れてタオルでサッと拭けば綺麗になる。そんな風に気楽に使える所も気に入っている。そして、ププっと笑ってしまう柄のおかげでジメジメした鬱陶しい季節を少しは楽しめるのではないだろうか。
ファーブルルーバを代表するダイバーズモデルであるディープブルーの貴重なボーイズモデル。しかもまだタグがついたままのNOSコンディションです。グレーとブルーの2トーンダイアルやチェッカーフラッグの柄に似ていることから通称ラリーとも呼ばれるイエローとブラックのベークライト製ベゼルなど70sらしい色鮮やかなカラーリングが魅力の1本。横幅で32mmと数値上は小さく感じますが強烈なインパクトのあるデザインとボリュームのあるクッションケースで、腕に乗せると想像した以上に存在感があります。ブレスレットも当時のオリジナルでジャガールクルトやホイヤー、ゼニスといったメーカーのブレスレット製造も請け負っていたスイスのNSA社製になります。バックル部分が少し伸縮することで装着時のテンションを調節してくれる非常に凝った造りになっています。搭載するムーブメントは美しく金メッキが施された自動巻きキャリバーFL753です。
何かと、語尾にすぎると付ける。ネガティブの事だけでなく良いことだって”美味し『すぎる』”とか。もうわかんないのがヤバすぎるとか何が何だかわかんないけど、それで伝わる。日本語の変化というのは面白いなって思ったりもする。でも今週の1階は”美味しすぎる”で言うと”すぎる”のではなくてその”美味しい”部分を集めてみた。要するに”そう、それそれ!”的な感じ。例えばウール天竺Tシャツは程よい色目なモノをセレクトしました。心地良い生地で使いやすいのは勿論、スタンダードすぎない所が気に入っています。un/unbientのWASHABLE WOOL Tは黒とか茶とかわかりやすい色目ではなくどこか曖昧な雰囲気です。っと色々言いましたけれど、夏に向けてのあれやこれや入荷しております。ご来店お待ちしております。
『真夏はベルトをしなくて良いパンツがあると助かります。でも、だらしなく見えないのが良いです。』
梅雨入り前に履き心地確認をしたかったのと暑くなってきて早く履きたかった事もあり最近よく履いている。グルカサンダルは革が編み込まれたデザインが個人的に昔から好きで何度もチャレンジしているが、6-7年履いてみてもダメだった。何故かというと、規格外の幅広甲高の為固い革の隙間に足の皮が挟まり、歩く度に激痛と戦わなければならなかったからだ。コンフォートが今シーズンのテーマのPETROSOLAUMからグルカが新作で出ていて、試しに足を入れてみると・・それはまるで革靴に足を入れているような感覚だった。革は柔らかく、フカフカしていて足当たりが優しい。そして歩いてみても皮が挟まっている感じがしない。さらに軽くて走れるくらいのフィット感だ。これだ!と思ってお店で販売する事にした。実際、自宅から駅までの往復30-40分、車の運転、2週間程履いているが、靴擦れすら出来ていない。という訳で、幅広甲高の方も問題なく着用して頂けるグルカサンダルです。