2010年、彼との偶然(今考えると必然だった)の出会いから動き出したLILY1ST VINTAGE。洋服を作るのはなく、”洋服を選ぶ”ブランドです。独自の審美眼によりヨーロッパで見つかった洋服の中からさらに僕が選んでいます。
『もともとシワシワなので旅先にも持っていき易いです。』
上質なシャツのはずなのに、とても日常的でラフに着れる。気取っている訳でもなく、僕たちに寄り添ってくれる。これから先もずっと着続けていく、着続けたいと思える洋服。
和歌の伝統的な技法である本歌取り。そこから着想を得たのが今回のコレクションです。人は無から有を作り出す事はできるのだろうか。実はそんな事はそもそも出来ていないのではないのか?ハッとされられる視点。様々な事柄が内包されている洋服たち。詳しくは本と一緒に洋服を見ながらお話しできればと思います。
靴というものは洋服とはまた違った高揚感があり、とても特別に感じる。履く度に感じる背筋が伸びるような感覚。履く度に立体的な造形が生まれる経年変化。自分の足に馴染めば、さらに歩き易くなる。歩いていても、座っていても自分の履いている靴がいつでも視界に入ってくる。だから自身で育てている様な気分になるのかもしれない。革靴は手入れをすれば10年、20年、30年と使う事が出来る。時間を共有できるという点でもより特別に感じられる。
COMOLIの洋服はシンプルでミニマムで・・・そんな風に見えるかもしれないけれど実はとても難しい洋服だと思っている。しかし一度袖を通し、自分の中で消化できた途端に上手く乗りこなせるようになる。そうなってからは必要不可欠な洋服になり、日常をとても豊かにしてくれるブランドだと思っています。色んな洋服を着てきたお客様たちは『何やかんやコモリって良いよね。』と。そんなニュアンスの出せるブランドは少ない気がします。
インドの手仕事を伝えるPERIOD FEATUERS。 手織り物の産地であるウエストベンガルの小さな村で、糸を紡ぐ所から洋服になるまで全て手作業で行われています。
BLACKBIRD(ブラックバード)ってどんなブランドですか?と聞かれると、”つかみどころが分からないのだけれどもそこが良いところで、めっちゃ主張してる割には委ねてくれる”と今のところは答えている。
実際に手にしてみると、素材に合った形、形に合った革だという事を実感できます。持ちやすく、触りたくなる革。使っていった先を想像してしまいます。どのモデルも欲しくなるものばかりでした。いつも通り、あいにくの天気が続く様ですが、他にもたくさんありますので、ご来店お待ちしてます。
Guidiカーフのグレー、黒に近い色ですが実際に黒と並べると全く別物で、実際に見るととても良い色。とりあえず革を使い切ったら終わりだそうです。そして水をも弾いてしまうワックススエードは荒々しさの中にも品があり、迫力があります。どちらも経年変化が楽しみに思える革です。新型はこの他にもありますが、細かい部分にアイデアが詰め込まれており圧巻でした。現品のみの一点物などもありますので、ぜひ店頭でご覧ください。
季節によって洋服を替える様に、時計のベルトを変えてみる。そうすると一つのベルトの消耗が抑えられるし、何より気分転換になる。時間はいつだってスマホで確認できる。でもそうじゃない価値が時計にはあると思っているので、その時計を装飾できるトーチカのベルトはとてもおすすめです。
ここ数年、ベルトがあまり売っていないとお客様からよく聞く。最近イージー仕様のパンツが多い為、需要が少ないのかもしれない。そんな事を言っても、ベルトは必要なものでもある。どうせならサイズを合わせて作れるトーチカのベルトが良いのではないだろうか。体型だって変わる、細いベルト、太いベルト、その時の気分だってある。今ベストなものを作れるなら、すごく楽しいことだと思う。
Tochcaには鞄だけでなく、財布や小物がたくさんあります。財布は限りなく小さいものからカードが綺麗に収まる大きめのものまで、その時の気分に合ったデザインを選ぶことができる。正直どれもオススメだが、中でも内縫いのお財布が個人的には気に入っている。内縫いは縫い目が外に出ておらず、芯材も使っていないので素材本来のモチっとした触感とフラットな触り心地がクセになっていく。