素材に敬意を払い、出来るだけ無駄を出さない靴。10ピースには一つ一つLOTナンバーが付けられています。そして使われている革の詳細まで丁寧に。これは嬉しいですよね。ベースの革は最近気に入っているイタリアのベジタブルタンニン滑しのSANTIAGOのダークブラウン。しっかりしているけどしなやかで、シワの入り方や自然な艶が増していく経年変化がすごく好きです。その色に合わせて5-6種類の革でパッチワーク。一足ごとに配置や形が微妙に違います。一期一会にはなりますが、それも楽しんでもらえたらと思っています。革靴はソールが減ってきたら修理ができます。もちろんソール交換は出来ますが、なんとアッパーの修理も出来るそうです。何年も履いた後、少し傷んだ部分の革を違う革へ交換したり。その時にある革を使うので、また違った見え方になります。それを考えると長く履くことが本当に楽しみになる革靴ではないでしょうか。
ポケットTシャツは様々な物が出回っている。夏の定番とも言える洋服の一つだろう。しかしこんなにも大胆に沢山ポケットのあるTシャツは見た事が無かった。それもただのポケットではなく、ミリタリーから着想を得たと思われるフラップポケット。Tシャツだけど、それ以上。さっぱりし過ぎてしまう夏にはすごく良い、と感じた。ヘヴィウェイトなコットンの天竺。しっとり、滑らかで着心地も良い。
10個のボタンが目を惹くカットソー。芯まで純粋な和紙を使った100%和紙を編み立てた天竺。和紙には湿度を調節し、乾きやすく防臭などの効果もあり、汗っかきにも安心。そして天然素材ならではの心地良さを感じられる。シャリシャリでずっしり。ドレープが効いていて一枚でしっかり主役になれるTシャツだ。
シャツは長袖。と思ってはいたけれどここ数年の暑さは耐え難いものがあり、半袖シャツの快適さはTシャツとはまた異なる事を知り、もうそんな事はどうでも良くなっていた。半袖シャツも色々仕入れてみるとそれぞれ面白く奥が深い。アンの半袖シャツは空気を含むような軽やかさがある。コットンウールビエラのヘリンボーン。風通しの良いビエラにウールを加える事で膨らみを持たせて生地自体の強度も上がる。特徴的なのはスプリットラグランスリーヴ。前から見るとセットインに見えて、後ろはラグラン。肩の動きやすさをキープしながら綺麗なシルエットになる。シンプルに見えるけれど、とても考えられたシャツです。
ジャージーのような穿き易さとトラウザーズの綺麗さ、そのどちらも兼ね備えるのがアンのEASY TROUSERS。堅苦しくなく、繊細過ぎない。アンはそんな丁度良い洋服を作るのがいつも良いなと思う。今回はウールポリエステルのトロピカル。よく春夏にはご提案している素材ですが今までで1番ライトな風合いだそうで、肌触りや風通しも良くとても心地の良い素材。水洗いも出来て、すぐ乾く。沢山汗をかく季節には頼れるパンツになる。これなら暑い夏も快適に、格好良く過ごせそうだ。
強めに洗いが掛かったデニムのような良い雰囲気の生地が目に入り引き寄せられた洋服。触ると真夏でも涼しく着れそうな程に軽く、リネンだと気付く。深みのあるチャコールは着古して褐色していく様が何とも良さそうだと感じた。前を開けて羽織りとして、ベルトを絞めて同素材のドローストリングパンツと組み合わせるとオールインワンの様にも見える。色々な着方が楽しめるジャケット。
強めに洗いが掛かったデニムのような良い雰囲気の生地が目に入り引き寄せられた洋服。触ると真夏でも涼しく着れそうな程に軽く、リネンだと気付く。深みのあるチャコールは着古して褐色していく様が何とも良さそうだと感じた。ウエストはゴムとドローコード、裾にもゴムが入っていて中に入れ込んでスッキリさせたり、裾を溜まらせて穿いたり。とても快適なパンツ。同素材のベルテッドジャケットと組み合わせるとオールインワンの様にも見える。色々な着方が楽しめるドローストリングパンツ。
新たにSlopwslowが開発した裏毛のようで裏毛ではないインレイ編みの素材。リサイクルコットンでそこから製品染めをして長年着用して生まれる褐色を再現したカラーも魅力的で、初めからあの着心地を体感出来るのは何だか嬉しくなり選ぶ事にしました。slopeslowはちょうど良い塩梅に仕上げてくれる。昔友人が、『4月は嫌い』と言った。訳は『何か新しいことを始めないといけない気がしてが嫌だ』と言った。新たに!とかウキウキ!とか(びっくりマーク付けたくなるやつ)ではなくて、気を張らない4月があっても良い。そう思った。確かに春は寒暖差のせいか花粉のせいかかったるい。気張らなくてよくて心地よいこのシンプルなスウェットは気持ちも柔らかくしてくれる気がします。それに来年の春はもうひとつ柔らかくなっていると思う。
一度着てしまうとあまりの快適さについ着てしまうのがオールインワン。深く考えず着るだけで様になる、良い意味で楽ができる洋服だ。暑い日でも涼しく過ごせるありそうであまり見かけないのが半袖と襟なし。山梨の富士吉田市の機屋さんとwritten byが作成したキュプラと先染めのリネン。キュプラの優しい光沢とリネンの素朴な雰囲気。それが混じり合った良い雰囲気の素材です。後身頃に大きなタックがあり、かなりの生地量を贅沢に使っているように見える。ウエストはボタンで調節したり、ベルトを通してギュッと締めたり。革靴でもスニーカーでもサンダルでも。アクセサリーを色々付けて・・・。夏を楽しめるオールインワンです。
ヘッケルスのお店には色々な理由で香りを求めてご来店くださる。リラックスしたいというお客様は多いのだが、気持ちを高めたいという方もおられる。部屋の模様替えのように香りを変えると新しい気分になれるという。香りを変える方と同様に同じ香りをリピートする方も多い。儀式のように1日の始まりに或いは、終わりにキャンドルを灯す。ほんの少しの時間だがキャンドルがあると自分と空間と向き合う事ができる気がする。事務所を立ち上げるにあたり香りを買ってくださった方。落ち込んでいる友人へのプレゼントに。新月に、新しい香りを。などなど香りを灯すきっかけも様々だ。目や耳で情報が必要以上に入ってくる世の中に、香りで想像するという事で脳はいつもと違う動きをする気がする。例えばだけど、森の中に入ると目を瞑りたくなる、もしくは海辺で聞く波の音を聞く時もそうだ。それと似ている気がする…..そういう向き合う時間が必要なのかもしれないとも最近思う。