飲みの席でよくものを無くす、という話をよく聞く。このくらいコンパクトならそのまま掛けていても邪魔にはならず、アクセサリーとか時計とか外したくなったら入れておく。スマホやお財布も。そうすれば無くすリスクは軽減されそうだ。フランスの上品な趣のシボ革。紐はパラシュートに使われるものなので耐久性は問題ない。何よりシボ革と紐がすごく合っていて、この配色も素晴らしい。まるでポケットの様に使える巾着ポシェット。
『造形?何だか形が気になって仕方ないです。そしてこのヌルっとした感じが良いですね。』実際にご覧頂いたお客様の言葉ですが、お店にずっといる僕も何度も見てしまい、何度も手にとっている。段々と気になって気になって仕方なくなってくる、そんな感じです。(革についてはこちらをご覧下さい。)立体的な四角い革を掛けているように見える小さなショルダーバッグ。体の面にriri ZIPのファスナーの付いた口があり一見やりにくそうに見えたが、思いの外口が大きく開くので出し入れがとてもし易かった。使っていくとよく擦れる部分は少しずつ茶色が出てきて黒と茶色のコントラストが生まれる。スマホとお財布、ハンカチにメガネケースが丁度入るくらい。お店では『飲みに行く時に良いですね。』なんて話をしていた。
『造形?何だか形が気になって仕方ないです。そしてこのヌルっとした感じが良いですね。』実際にご覧頂いたお客様の言葉ですが、お店にずっといる僕も何度も見てしまい、何度も手にとっている。段々と気になって気になって仕方なくなってくる、そんな感じです。(革についてはこちらをご覧下さい。)立体的な四角い革を掛けているように見える小さなショルダーバッグ。体の面にriri ZIPのファスナーの付いた口があり一見やりにくそうに見えたが、思いの外口が大きく開くので出し入れがとてもし易かった。使っていくとよく擦れる部分は少しずつ茶色が出てきて黒と茶色のコントラストが生まれる。クロムエクセルが好きなお客様は『唯一、傷も味と思える革です。』と言われていた。そんな変化を楽しみたい鞄だ。
コモリのデニムシャツほど数年後に様変わりしているものはないと思う。なぜならシャツ自体のデザインがとてもミニマムだからだ。ステッチも同色でボタンも黒。着て洗う・・を繰り返す度にステッチやボタンとのコントラストが生まれる。それは人それぞれ変化が異なり、長く着た人にしか味わえない楽しさがあるシャツなのだ。今回は一度洗いがかけられており、少し縮みが出ていた。洗ったらどれぐらい縮むのか、やってみないとわからないのでサイズを選ぶ際にはとても分かりやすい。デニム好きのお客様が『シワやパッカリングの入り方を見ると、とても考えられたデニムシャツですね。』と仰られていました。
出来立ての凛とした佇まいも美しいヴァリエ。1番小さなminiができました。使い込むと布バッグの様なクッタリとしたしなやかさが生まれ、マットな質感が艶々に変化する。大きなフラップを留めているのはドイツホック。クラシックカーの帆を留める為に使われていた金具でつまみを引っ張れば開いて、つまみの土台を抑えるとしっかりロックされる。フラップを引っ張るだけでは簡単に開かないのでセキュリティの面でも安心だ。背面にはジップポケットがあり、スマホやお財布を入れておくと便利。小ぶりなサイズ感ながら沢山入るので普段使いや旅先での鞄にちょうど良い。ショルダーは太めで長時間持っていても肩への負担が少なく、長さの調整も革とは思えない程スムーズに出来る。使い勝手の良い、両手が自由になれるカバンは結局手にとってしまうのです。
目的があって、或いはレザーの雰囲気に惹き寄せられたり、デザインや機能性で選んだり。それぞれその人らしいものを選ばれています。僕も沢山持ち過ぎているのに使いたいな、と思ってしまうものばかりです。オーダー会は日曜日までとなります。猛暑が続いていますが、店内は涼しくしていますのでぜひお越し下さい。ご来店お待ちしております。ご遠方の方もお気軽にご連絡ください。
INSIDE MY GLASS D00RSが始まる前からなので、店主は沢山のTochcaをお客様に販売してきた。持ち主により同じレザーなのに全く違って変化している。色の変化はもちろんだけど、黒いレザーもシワの入り方やツヤの出方、レザーの伸び方で全く違うモノになる。だから唯一無二となる。後、キーボルダーやお守りを付けたり缶バッチを付けたりと個性が出てたりする。(私は結構そういうのを見るのが楽しい。)で、お客様が使っているバッグを作り手であるTochcaさんに見せて「『里帰り』です。」と言った。仕事の時に使っている事。パソコンを入れている事。使い始めは暑い時は汗をかくので色の濃いシャツを着ていた事。今はもう色落ちが落ち着いた事。カメラが趣味でこの中に今日はカメラが入っている事。そっから、また色々な話に発展していくのだけど….おーよく育ったね。と目を細めて懐かしむ感じがして本当に里帰り感があって微笑ましかった。バッグというのは物を入れて運ぶ事が目的でひとつの道具なのだけど、それだけではない、なんか形のないモノもが周りにグルグルしているなといつもよりリズム良い店舗の中で過ごしております。
今回新しく使っている革はホーウィン社のクロムエクセル。クロムエクセルとはコンビ滑しという方法で滑し牛脂、蜜蝋、植物性脂と魚脂をブレンドしたオイルを染み込ませたレザーです。しっとりとしていて手に吸い付いてくるような、ずっと触っていたくなるような、そんな革。ベースはブラウンで上から黒の染料を入れています。使っていくとそのブラウンが少しずつ出てきます。無色のクリームを使っても良いし、黒のクリームを入れて黒をキープするのも、そして何もしないのも、使う人の好みで育てて欲しいと仰られていました。
Tochcaと出会った頃には僕は革製品が好きで色々なものを使っていた。ある程度革の事は理解していたつもりだったが、初めてTochcaの製品に触れた時は全く知らない世界を見せられた、そんな感覚だった。それは多分、一般的な良し悪しだけではなく自分の好み(理想)に限りなく近いものに出会えた、という事だったんだと思う。革はどれも手触りが良く、経年変化も美しく、使いやすい。そして使っている内にちょっとした工夫に気付く事もあり、どんどん好きになっていく。それからずっとTochcaを使い続けている。
お知らせです。7/23(日)、Tochcaのお二人にお越し頂ける事になりました。細かい作りの事や革の事など、実際に作り手本人のお話が聞ける機会です。日程の合う方はぜひお越し下さい。ご来店お待ちしております。