空紡糸、空気圧だけで撚った糸。空気の力で出来る糸。昔のアメリカ製のTシャツによく用いられていました。あの荒々しい雰囲気が好きで今でもサイズの合う古いものを見つけたら買う様にしている。夏は一枚、その他はインナーとして。そうやって着込んで使い古された雰囲気、あのクッタリした柔らかな着心地を味わいたくて着続けているところがある。そんな普通の中の普通のTシャツ。コモリが作るから面白いなと思った。
The crooked Tailor(ザ クルーキット テーラー)という洋服を弊店では取り扱っている。少し前に女性の身体に合わせて作られた、所謂women’sが展開された。それまでは、小さいサイズを女性が購入してくださっていた(私も含め)やはり女性と男性では体の凹凸がちがう。店主や男性のお客様から、気心地が良い事や、洋服が肩に乗る感じが他の服とは違うなど、たくさんのThe crooked Tailorの洋服の良さを聞いてきていた。そして私自身も着用しその良さを分かった気になっていた。しかし、白いタグが付いたモノ(femaleは白いタグ)を着用して、あーこういう事だったのかと、初めて同じ土俵に立った気分がした。これで、本当の意味で心の奥底からお客様にご提案できる嬉しくなった。袖を捲った時の溜まり具合。背中のライン裾にかけて落ちるシワと生地の重みでできるドレープ。肩の動き肌に当たる部分の心地よさ動きやすさ、何より気分の高揚。そして、楽しい。
ジャージーパンツの穿き易さとトラウザーズの綺麗さ、どちらもあったら嬉しい。でもそんな都合の良い物は探すと中々見つからない。堅牢でもなく繊細でもない。アンはそんな丁度良い洋服を作ってくれる。リネン、コットン、ウールを使った素材。一度洗いを掛け膨らみを持たせたアンのオリジナル生地だ。スニーカーでも革靴でも、シャツでもTシャツでも。落ち着いたアースカラーに馴染む淡いチェックは合わせ易くて、気兼ねなく使えて、より良く見えるパンツ。あまりにも楽で、ついつい穿いてしまいそうだ。
目に入ってきたのは綺麗な色、そして着古され擦れていった、少しズレたプリント。過去に着ていた記憶のある懐かしい感じがして、見たことある様なない様な。聞いてみるとpool by classとプリントしているらしい。袖が少し短く丸胴。古着のようで、それとはまた違う面白いバランス。生地は薄すぎず厚すぎず、着込んでいくと体に馴染んで気持ちよくなりそうなコットン天竺。一枚で着て、またはシャツの胸元から覗かせたり、色々な組み合わせが楽しめそうなTシャツ。
AFOURのCODE MATT BLACK。季節を問わず、天候も気にせず履いている。革靴に慣れている人には丁度良い固さで歩き易く、スニーカーに慣れている人にはちょっと革靴気分を味わえる。ありそうで無かった履き物ではないだろうか。
今、突然現れた漆黒のトレッキングブーツ。とても重そうに見えたが、実際足を入れてみると軽い。そしてソールはフカフカする事はなくしっかりしている。それはAFOURの履き心地だった。レザーは雨の日も履けるオイルドヌバックレザーにマット加工を施したCODE MATT BLACKと同素材で経年変化も素晴らしい革。真冬にCODEでは少し足首が寒く感じる時が多かったので、これは嬉しい。
明日5/12から三日間、AFOURの新作”HIKER”のオーダー会をINSIDE MY GLASS DOORSの1階で行います。サイズサンプルは41、42、43の3足ありサイズをお選び頂きお作り致します。(このモデルはワンサイズ下げる位が丁度良いです。)
今日はクルーキットのパンツをご購入頂いたお客様より『ヴェネツィアの道端で、ナイスパンツ👖と言われました!』とメッセージを頂きました。ヴェネツィアでクルーキット・・・それだけでも格好良い風景しか頭に浮かんできませんが、見知らぬ土地で知らない誰かに褒められるってすごく嬉しいですよね。とてもお似合いだった事とやはり素晴らしいものは誰が見ても素晴らしいのかもしれません。オススメした僕自身も何だか嬉しくなりました。こういうメッセージは嬉しいし励みにもなりますし、ここを見てくれている取り扱いブランドさん達も嬉しいはずなので、感想など送って(聞かせて)ください。お待ちしております。
お知らせです。明日5/9と明後日5/10はお休みです。お問い合わせのご返事並びに発送業務は木曜日以降となります。木曜日からのご来店をお待ちしております。
AFOURのCODE MATT BLACK。季節を問わず、天候も気にせず履いている。革靴に慣れている人には丁度良い固さで歩き易く、スニーカーに慣れている人にはちょっと革靴気分を味わえる。ありそうで無かった履き物ではないだろうか。
今、突然現れた漆黒のトレッキングブーツ。とても重そうに見えたが、実際足を入れてみると軽い。そしてソールはフカフカする事はなくしっかりしている。それはAFOURの履き心地だった。レザーは雨の日も履けるオイルドヌバックレザーにマット加工を施したCODE MATT BLACKと同素材で経年変化も素晴らしい革。真冬にCODEでは少し足首が寒く感じる時が多かったので、これは嬉しい。
明日5/12から三日間、AFOURの新作”HIKER”のオーダー会をINSIDE MY GLASS DOORSの1階で行います。サイズサンプルは41、42、43の3足ありサイズをお選び頂きお作り致します。(このモデルはワンサイズ下げる位が丁度良いです。)
これからは暑くなっていく一方で、半袖がメインになってくる。でも長袖が着たい時もある。着ないといけない場面もある。室内や電車の中は寒い場合もある。汗っかきの僕はブロードの様なシャツ生地だと汗染みがとても気になって仕方がない。このシャツは空紡糸の天竺で作られたシャツ。天竺という事はTシャツだ。汗をかいても目立たないし、洗濯機でしっかりと洗えるのが嬉しい。デザインのベースはコモリシャツ、ヨークを排除し、生地自体が薄く柔らかいのでよりリラックスした雰囲気に。汗っかきでもラフに羽織れる長袖のシャツ。
お店でも何度か展開したテーラード型のシャツ。シャツではあるけどジャケットのようでもあり、着回しの効くシャツ。元々はグレーのコットンナイロンの生地をオーバーダイして少しくすんだイエローに。ドライタッチでサラサラしていて快適な着心地。この生地とデザインのバランスがとても面白いと思い選んだ一枚。女性がオーバーサイズで着用していた事に着想を得て新たにデザインされ、脇にポケットを加えてカバーオールの様な雰囲気にしたそう。以前、LILY1ST VINTAGEの黄緑色のカバーオールをセレクトした事がある。郵便局のユニフォームだと聞いた。その黄緑のユニフォームを皆着て仕事をしている姿を想像した私の頭では、なんとも可愛らしくて映画の世界だった。ユニフォームというのは一見素朴で簡素なんだが、それ故に個性が引き立つ。このシャツはそんなユニフォームを思わせる。Tシャツの上にパサっと羽織るのも良いだろう。自転車に乗る際や、お風呂帰り(湯冷め予防)、ちょっと夜のコンビニへ…何かのユニフォームのように。
人の数だけライフワークは様々。今回の思考の外側は宮沢賢治のグズコーブドリ伝記のグスコーブドリと有機農業と執筆を生業とされている鎌田さんにフォーカスして作りました。時間の経過をシャツと共に感じられるインディゴシャンブレーは日常に使いやすい。洗濯をすると硬さが少し取れ、適度なシワが入る。このシャツについての経緯は下記に記載したデザイナーの中村さんの文章をぜひご覧ください。
※着用写真のシャツは一度洗いをかけています。
”がらーん”とした道路。シーンとした商店街。足音が聞こえる駅。人が居ないといえば嘘だけどいない。弊店がある丼池(どぶいけ)という通りにはお店が数件並んでいる。皆初めての事で迷いながらも試行錯誤して営業していた。近くにできたばかりの本屋さんがあって、私はその心地良さが大好きで幾度と通っていた。道で会うと『どうですか?』と声を掛け合うけど、少しネガティブな会話で、それを打ち消すように最後は『頑張りましょうね!』って〆ていた。決まりかけていた事がキャンセルになったり進めていた事がストップしたり…..そんな2020年『何か新しい事を初めよう!』と磯上さんに相談したのがこのプロジェクトのきっかけだった。このサイトが出来る前のことだから、記録が残っていない。初めてこのプロジェクトを知る方も多いと思ったので記す事にしました。このプロジェクトの詳細は先日の記事を読んでください。人の思考というのは面白い。その考えを聞いて感じる事が人それぞれで、そっから発する言葉も各々違う。そこから広がって行き交うのも面白い。お店にずらりとシャツを並べて、お客様が来て、服を囲んで話が始まる。今日はその1日目だった。