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TISSOT / NON MAGNETIC “PORCELAIN”(sold)

1853年、スイス時計産業の聖地であるジュウ渓谷ル・ロックルにCharles-Félicien Tissot(シャルル-フェリシアン・ティソ)と息子のCharles-Emile(シャルル-エミール)が時計工場Ch. Félicien Tissot & Filsを設立する。まだ家内生産のメーカーが多かった創業当初からエタブリサージュ(établissage)と呼ばれる分業システムを導入し安定した品質・生産量を確保、アメリカやロシアへの輸出を積極的に行うなど着々と規模を拡大していく。1900年代に入ると近代的な機械生産方式を導入しさらなる効率化を実現、ムーブメントの自社生産も開始しマニュファクチュールとしての第一歩も踏み出す。1930年にはオメガとともにスウォッチ・グループの前身となるSSIHグループを設立し、組織内の関係性を生かして販売網の拡大を進めるとともに磁力による精度不良を防ぐ世界初の耐磁時計『Antimagnetique』の開発にも成功するなどその影響力は増していく。その後も生産工程の合理化が進められ近年ではフルオートメーションシステムで製造される次世代型自動巻きムーブメント『スイスマティック』を搭載したエヴリタイム・スイスマティックシリーズの発表は記憶に新しい。現在はトラディショナル・ウォッチカテゴリーにおいて世界一の生産量を誇る巨大メーカーとなっている。

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ZENITH / BULL’S EYE (sold)

1865年、ジョルジュ・ファーブル=ジャコ(Georges Favre-Jacot)によりスイス時計産業の聖地、ジュウ渓谷のル・ロックルに設立された時計製造工場Manufacture de montresからその歴史は始まる。ムーブメントまで含めて自社一貫生産をするマニュファクチュールとして高い技術力を誇り、中でも1969年に発表され今も改良を重ねながら採用され続けている自動巻きクロノグラフムーブメント「El Primero」は名機として名高い。さらに36000振動/時=10振動/秒のハイビートクロノグラフムーブメントであるエルプリメロは世界で初めて1/10秒単位の計測を可能としたムーブメントでもあり、精度追及の歴史そのものである時計業界にまさに革命をもたらしたのであった。現在の社名のZenithは1900年のパリ万博において金賞を受賞した懐中時計用ムーブメントの名前をとったもので「天頂」を意味し、世界最高の精度・品質を目指すというメーカーの精神を表している。

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WEST END WATCH CO / SOWAR “BRITISH INDIAN ARMY” (sold)

1886年、スイスのサンティミエのアルシード・ドロー&サンズ(Alcide Droz & Sons)により設立される。アルシード社は当時イギリスの植民地であったインド市場への進出を目指していたことから、イギリスの流行発信地であるロンドンの中心エリア”West End”からその社名をとった。1917年にはジュネーブを本社を移しさらに生産規模を拡大、第一次世界大戦中には英国軍向けに約5万本もの腕時計を供給した。特に成功したモデルにイギリス領インド軍(British Indian Army)やインド高等文官(Indian Civil Service)向けに製造された軍用時計Sowar(ソワール:ヒンドゥー語で戦士の意)があり、軟鉄性のインナーケースを備えた堅牢なSSスクリューバックケースを用いることで高温多湿で塵埃の多い過酷なインドの地にも耐えうるタフで実用性の高いモデルとして広く支持を受けた。堅牢さへの追及は同社の大きな特徴であり、今日耐震装置として多くのメーカーに採用されているIncabloc(インカブロック)を時計メーカーとして初めて採用したことからもその先見性が伺える。

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腕時計をつけてみたら

腕時計は高校生の頃カシオから出ていたデータバンクというモデルをアルバイトのお給料で買ったのが初めてだった。当時はポケベルが出だした頃で携帯電話はまだ普及しておらず時間を確認するには腕時計が必要だった。今は時間を確認する、という事自体はスマホで済む。スマホで時間を確認する人は多いと思う。ではスマホに役割を取られた時計とは何だろうか。

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The crooked Tailor ザ クルーキット テーラー / BREAD BAG (sold)

鞄の中にはエコバッグが常に入っている。帰り道にスーパーマーケットに立ち寄った際、そこに買った食材を入れるためだ。最近使う事が増えたのがショルダーバッグやリュック。つまり両手がフリーになる鞄だ。手荷物が増え両手に抱えるのは少し大変だったので自然とそういう鞄を使う事が多くなった。The crooked TailorのBred Bagはその点使い易い。思いの外荷物がたくさん入りその割に大きく見えないし鞄自体の重量が軽い。ポケットも幾つかあり仕分けも出来て非常に便利だ。自転車に乗る時にも良さそう。そして洋服にも馴染みやすい。決して強調される事はなく、その人の一部になる様な・・・。どんな場面でも違和感がなく溶け込んでくれる。勿論生地や作りのクオリティはいつもながら素晴らしく持つ事で高揚感も得られる。しかしそれを表に出していない。能ある鷹は爪を隠すという諺があるが、そんな印象を受けた鞄だ。

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PERIOD FEATURES / KHMER PANTS

パジャマのようでパジャマではない。そんなリラックス感のあるパンツはここ数年使う事が増えている。自宅でくつろいでいる時やちょっと出かける時にはTシャツだけ着替えれば良い。単に楽をしたいという訳ではなく、気に入ったパンツを長い時間穿いていたいという思いもあるし、良い気分になれるからでもある。9世紀から15世紀まで存在していた王国、クメール。現在のカンボジアの元となった王国で伝統的に作られていたクロマーという綿布だ。一見普通のチェック柄のプリントの様に見えるが亀の甲羅(turtle scales)と呼ばれる最も繊細な技法の生地。その生地をインドで手織りし縫製まで行っている。目を凝らして見るとその繊細さに目を奪われる。シルエットは少しテーパードしたゆとりのあるイージーパンツ。ハリはあるが、肌当たりがとても優しく涼しい。シンプルな白いシャツと。綺麗なウール天竺のTシャツとサンダル。このパンツだからこそ出せる抜け感がクセになる。

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今週の1階は

『夏を考える』をテーマに並べています。

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Nobuyuki Matsui / DECONATRUCTED O BRACELET WITH GOLD

幼い頃、スリンキーというバネのおもちゃ(鉄製)でよく遊んでいた。好奇心からかそのスリンキーを伸ばし切ったらどうなるか、それがどうにも気になって気になって仕方がなくなった。きっと綺麗で直線的な棒になる、そう思い力一杯伸ばしてみると上を向いたり下を向いたり斜めになったり、とても歪な形になった。予想に反していたがその歪な形が妙に気に入ってしまい、捨てられるまで大事に持っていた。Nobuyuki Matsuiのブレスレットを見た時、どこかで見た事があるなと思っていてそれがスリンキーだった。歪んだ円が連なっている。型で作られたものではなく全て手作業だ。という事は同じ物は一つとしてない。ベースの素材はSILVER925、1つだけK18 GREEN GOLDが使われていて、そんなさり気なさも良い。不均一だからこその美しさがこのブレスレットにはあるように感じた。

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DECONATRUCTED O BRACELET WITH GOLD

PROJECTbyH. / “NAIDAR” CURVED LINE CROPPED WIDE TROUSERS (sold)

インディゴリネンストライプ。その言葉の響きだけで体が反応してしまう人がいるかもしれない。形は先日ご紹介したパンツと同型。ワイドなシルエットで丈は少し短め。フロントは2タック、共生地の紐を絞れば立体感のあるシルエットになる。石の削り出しボタンはほんのりインディゴに染まっている。穿き初めはハリがあってワイドさが強調されるが、ある程度穿いているとそれが落ち着いてきて柔らかくなる。そして歩いたり、座ったり、擦れる部分は少しずつ薄くなりインディゴ特有の濃淡ができる。夏は一度に着れる洋服が少ない。だからこういった経年変化を楽しむ事が夏を満喫する一つの方法ではないだろうか。

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PROJECTbyH. / “AURELIA” ANATOMICAL LONG ROBE (sold)

着る人によって、着る回数によって、または洗濯の回数によって、決して同じ物にはならない染物の経年変化。特にインディゴで染めたものはより変化を楽しむ事ができる。すべての工程を自分たちで行うPROJECT by HのAURELIAは織りでストライプを表現したリネンを縫製後、手作業にてインディゴ染めを施している。着丈は少し長く、肩周りはフィットする感じ。でもキツい訳ではなく見た目以上に動き易い。ローブというデザインの特性上、屋内外どちらのシチュエーションも似合いそう。生地自体は透ける程薄いが、しっかりしていて使っていく内に良い方向へ変わっていくのも楽しみの1つ。風を孕むローブは涼しげで着ていて気分が良い。日本人には親しみ深いインディゴ。どんな色に見えるだろうか

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well / SOMEONE’S CLOSET

梅雨が明ければ暑い夏がやってくる。昔は我慢をしてデニムを穿いていたが歳のせいか耐えられなくなってきた。楽で涼しいパンツ、そんな物を求めるようになってきた。wellのSOMEONE’S CLOSETはキッチリ見えるのに動き易い。制服(ユニフォーム)は機能的な面も考えられた洋服。格好付けていない格好良さが制服にはあるように思う。このモデルは歯科医のパンツから着想を得たそうだ。立ったり座ったり、そんな職業柄の動きに合わせて作られた機能性。それを普段使えば快適なはずだ。素材は落ち感のあるプルプルのリネンで穿き込み甲斐がありそう。ウエストはゴム仕様でベルトが必要なく、楽だ。そして、とても穿き心地が良いく風通しも良い。クラシックなストライプも好みだった

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SOMEONE’S CLOSET
¥ 39,600 (tax in)

YINDIGO AM in INSIDE MY GLASS DOORS

皆さん触ってニンマリ、試着してニンマリと自然と顔が綻んでいました。1番人気は予想していたガンジーのVERMILLION。一人お話を伺ってみると、ゆったり着れるガンジーセーターなんて他には無い。だそうです。確かに元々はとにかく頑丈に作られたものなので、ラフには着れません。改めて見てもカシミアのガンジーは凄く上品。オーダー会は今週日曜日までとなります。生憎の雨続きでしたが、週末は少し回復するそうです。ご来店、お待ちしております。サイズ感等、ご不明点はお気軽にCONTACTよりお問い合わせ下さい。

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